http://www.servicemall.jp/sokudoku/BN/l/0041001.html
についての感想の6回目です。
(あらすじ)
東京帝国大学に入学が決まった三四郎は郷里の九州から汽車に乗って東京に向かう。途中、京都から乗ってきた女性や田舎者のお爺さんと相席になる。
やがてお爺さんは下車し、女性と二人きりになるが話がかみ合わず、ぎくしゃくした時間を過ごす。
女性は座席を立ち、三四郎の横を通り越して車室の外に出て行く。
やがて女性は戻って来ます。
下を向いて一生懸命に箸(はし)を突っ込んで二口三口ほおばったが、女は、どうもまだ元の席へ帰らないらしい。もしやと思って、ひょいと目を上げて見るとやっぱり正面に立っていた。
どうも間が悪いですね。
好意を持っている人にそんな扱いをしては駄目だろうっていうところ。
三四郎の野暮ったい性格が現れている描写です。
しかし私はこんな風に三四郎をけなしているのですが、実は自分のことを書かれているようで辛いのです。
自分もこんなことがあったような気がします。
相手を意識しているのに行動に表せず、自分のやっていることに熱中しているふりをしていることしかできないという。
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