↑オーディオブック版で聴きました。
外資系コンサルで実際に出されたという面接試験問題の解説と回答例。
フェルミ推定系問題とビジネスケース系問題が10題ずつ収録されています。
フェルミ推定とは難しいものですね。
推論の上に推論を重ねていくので、前提とした推論が間違っているとその後も間違ってくるので非常に不安になります。
コンサルタントになるにはフェルミ推定ができることが大事だということのようです。
よく、週末起業だとか副業だとかでコンサルタントになってみよう!とかいう広告を見るのですが、こんな問題にも対処しないといけないのです。そう簡単なことではないようです。
後半のビジネスケース系問題の方が具体的で面白かった。
ビジネスケース系問題に対処するにはフェルミ推定も必要なので、だからコンサルタントにフェルミ推定は必須なのです。
解説を聞いていると、問題に答えるためには、ある程度の常識知識が必要だと思いました。
それも、都会でバリバリ働くビジネスマンとしての知識です。田舎でゆっくり暮らしている人の知識では対処できません。
例えば、電車の乗員数や飛行機には何人乗れるのかとか飛行機の重量を想定できるかなど。
私にとって想像する「電車」とは、田舎で住んでいた子ども時代に載っていたローカル線(とっくに廃線になった)や堺市在住時によく利用したチンチン電車(阪堺線)です。満員で1時間に何本も走っている通勤電車ではありません。
また、私は飛行機は今までに1回しか乗ったことありません。
関西空港から高知空港までのわずか15分間だけ。帰りはフェリーで帰りました。
だから飛行機に関する問題をフェルミ推定しろとかビジネスケース系問題を解けとか言われてもイメージ湧きません。全くのお手上げ状態。
コンサルタントとは生き馬の目を抜くような都会でサバイバルしている、所詮は私なんかとは住む世界が違うんやと思いました。
また、マンホールのふたはなぜ丸いかという問題で、丸いと圧力を分散して割れにくいとか外れにくいという指摘がありました。これは古典物理の知識でしょうか?そんなことあるのですか?コンサルタントはそんな物理知識も知ってるんですね。
それから本書の解説を聞いていると、つくづく、本書の執筆時と今では世界が一変したんだなと実感しました。
言うまでもなくコロナ感染に関してです。
本書の世界ではそれなりの対処をすればお客様がどんどん増えていく、という前提で書かれています。
しかしコロナ対策が必要な現在ではまた違った対応が必要でしょう。
そういう点で、商売する人もコンサルタントもかなり厳しい時代になりました。
ウィズコロナ時代に対応して改訂した解説を読んでみたい気がします。
コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ - 大石哲之
★過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題 オーディオブック版
☆紙の本版はこちら
ブクログ https://booklog.jp/item/1/B07NMJD2C3
読書メーター https://bookmeter.com/books/14615677
[wikipedia:フェルミ推定]
“地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20120406/p1
“問題解決力をつける本 全ての問題が解決できるとは限りませんが”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20120310/p1
論理的思考力を鍛える33の思考実験【耳読】
https://sanshirou.seesaa.net/article/461210581.html
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本は“耳で”聴く時代へ!オーディオブックジェーピー
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