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夏目漱石「吾輩は猫である」164
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「迷亭も是において到底済度すべからざる男と断念したものと見えて、例に似ず黙ってしまった」
↑例によって他の友人に笑い話として面白おかしく吹聴するんだろうな。 at 12/22 19:25
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夏目漱石「吾輩は猫である」164
https://t.co/l6DP0Y05hY
「強情さえ張り通せば勝った気でいるうちに、当人の人物としての相場は遥(はる)かに下落してしまう」
「その時以後人が軽蔑して相手にしてくれないのだとは夢にも悟り得ない」
↑かなり辛辣な書き方。 at 12/22 19:26
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 163
それにしても、あいかわらず細君は出てこないですね。盗まれた着物が戻ってくるといって喜んで出てきてもよさそうなものなのに。憚りに入ったきり? at 12/23 16:04
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 163
盗難のあった翌朝みたいに巡査の来訪に細君と応対していたら、まったく違った対応になっていたでしょうね。
そうさせないために、細君はずっと登場させなかったという感じすらする。 at 12/23 17:56
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 164
苦沙弥は、なぜ《役人や警察をありがたがる癖》があり、近代的市民になりきれないのか。猫は163で《主人のおやじはその昔場末の名主であったから》と、出身階級で分析した。
しかし直接的には、苦沙弥が中学校の教師で、「役人や警察」と… at 12/24 17:22
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 125
大町桂月は《なぜ今、忘れ去られているのか。「語る会」事務局長…の谷川妙子さん…は「小説を残していない、国粋主義と思われる、この2点が大きいとよく言われています」と話す。》
>色あせし文人が愛した名湯:朝日新聞 https:/… at 12/25 17:47
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 164
豚的幸福(10)
ちなみに東大の大河内総長の「肥った豚」(1964年)はこちらに詳しい。
https://t.co/UR0zfjz1em at 12/26 12:28
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 164
豚的幸福(12)
私は、猫の言うことは、博学で上から目線でいるようでいて、肝心なところでどこか抜けている、というふうに受け止める方がよいと考えています。
猫の真剣な眼を真に受けるなと。
猫って、そういう動物ではないでしょうか。 at 12/27 11:46
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 164
豚的幸福(18)
「強情さえ張り通せば勝った気でいる」
「不思議な事に頑固の本人は死ぬまで自分は面目を施こしたつもり」
「その時以後人が軽蔑して相手にしてくれないのだとは夢にも悟り得ない」…
これは、その後のいろいろな作品の… at 12/27 11:48
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 166
吾輩の読心術を作者漱石の弁明(言い訳)ではなく、猫の弁明(ゴロゴロと自慢)と読むと、猫は「主人の心中をかく精密に記述し得」えたと悦に入っているけれど、苦沙弥の心は本当に猫が読心術で記述したとおりなのか、ということになって、… at 12/28 11:49
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 166
このつづきは、明日以降にしますが、先日ビートたけしのテレビに出ていたブレインハッカーなる人(たぶん手品師)のことが、ものすごくヒントになりました。
猫が苦沙弥の読心術ができるのはタネとテクニックがあり、また、それで読んだ心… at 12/28 11:49
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 166
猫の読心術の弁明は、漱石が自分の書き方の拙さを弁明したのではない。
漱石が、作家として人の心を読んでいくという決意、
そして、自分にはその力があるんだという宣言、
だと思います。
猫のように。
「柔かな毛衣をそっと人間の腹に… at 12/29 12:17
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 166
「吾輩は猫である。」を敢えてここで繰り返したことは、やはり重いと思います。
そして、同じ言葉でも、冒頭とはまったく意味が違う。 at 12/30 11:37
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 166
とくに、このあたりになって、猫は漱石と混然一体となっているように感じる。
166の「吾輩は猫である」の「吾輩」は漱石自身でもある、と読んでもよいのでは。
私は猫である、猫のようにそっと人に寄り添い、心の径路を読んでいくのだと。 at 12/30 11:38
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 167
朝日解説。八木独仙=ドイセン説の紹介。ピンとこない。
>>《八木独仙のモデルは誰なのか。哲学者杉田弘子は、『漱石の「猫」とニーチェ』で明治の文芸評論家、高山樗牛の親友、姉崎正治が私淑したパウル・ドイセン(1845〜1919)… at 12/31 17:53
aryamashoukai / 荒馬紹介(護憲派ディレッタント)
RT @uratakami1: #漱石 #猫 167
「八木独仙=菅虎雄?」に詳しく書きました。
https://t.co/FKYHoZmXf9 at 12/31 17:54
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 167
細君の復活(10)
つまり、8章、9章の2章にわたり、細君はぱたりと姿を消した。
ちょうど中篇(6章〜9章)の後半にあたります。 at 01/02 17:01
aryamashoukai / 荒馬紹介(護憲派ディレッタント)
RT @uratakami1: #漱石 #猫 167
細君の復活(16)
野中の一軒家の「江湖の処士」は、猫の大仰な言い回しと思っていたが、明治39年1月14日付菅虎雄宛書簡「僕大学をやめて江湖の処士〔注:つまり在野の作家〕になりたい」と、内容も時期もピタリと符合する。 at 01/02 17:14
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RT @uratakami1: #漱石 #猫 167
細君の復活(18)
親友菅虎雄あてに手紙で書いたことが、「猫」にさりげなく書いてある。
作家として生きていく修行に入ることを漱石は、「猫」で公に宣言したのではないでしょうか。
そうすることで、自分を追い込み、退路を断ったのか… at 01/02 17:14
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