2015年03月16日

フィナーレ!『三四郎』 最終週

朝日新聞で連載していた夏目漱石『三四郎』。
ついにクライマックスです。



 ↑参加しています。応援よろしくお願いします。



夏目漱石「三四郎」あらすじ 112−117
http://www.asahi.com/articles/ASH3J5FL7H3JUCVL01H.html






「この時急に原口流の所作(しょさ)が羨(うらや)ましくなった。ああいう便利な方法で人の傍へ寄る事が出来ようとは毫(ごう)も思い付かなかった。自分も一つ真似(まね)て見ようかしらと思った。」
 ↑原口流交際術、いいですね。一つの目標になるでしょう。
 しかしそれが許されるキャラであることが必要。
 交際と人格は一体のもの。


「三四郎はハムレットがもう少し日本人じみた事をいってくれれば好いと思った。」
 ↑これも立派な“批評”ではないでしょうか。
「しかし三四郎はこの矛盾をただ朧気(おぼろげ)に感じたのみである。」
 ↑この朧気に感じたことを立派な文章にできる人が“批評家”になれるんでしょうね。





「明日(あくるひ)は少し熱がする。頭が重いから寐(ね)ていた。」
 ↑自己治癒力だとかホメオスタシスによる防衛反応であるからして……


「どうも能く分らない。不思議な事があるんだが。もう少し立たないと、どうなるんだか見当が付かない」
 ↑与次郎をして「不思議」と言わせしめるとは、一体、どんな不思議な出来事なんでしょう?


【「誤配」という概念を鍵に近代文学の名作を解く。
『なぜ『三四郎』は悲恋に終わるのか』(石原千秋 集英社新書)
 http://t.asahi.com/hhfo
  ↑『三四郎』については冒頭で触れられている程度のようです。





「馬鹿だなあ、あんな女を思って。」
「そういう点で君だの僕だのは、あの女の夫になる資格はないんだよ」

 ↑勝つ相手と戦う、というか成功する相手を選ぶのが上手い与次郎。ナンパの達人です。
 三四郎(当然私も)にはこの境地までほど遠いですね。


「実はとうの前(さき)から僕が医科の学生になっていたんだからなあ」
 ↑やっぱりナンパの達人。一つ間違えば犯罪者すれすれの嫌な奴ですが、この作品を見る限り、愛すべきキャラです。


「どうしたか知らない。林檎を持って、停車場に待っていたんだろう」
 ↑法螺を信じて林檎を持って見送りに来た女。三四郎には意外とこんなタイプの女の方がお似合いなんではないですか?





「私を貰(もら)うといった方なの。ほほほ可笑(おかし)いでしょう。美禰子さんの御兄(おあにい)さんの御友達よ。」
 ↑お見合いが破談になってもその友人に手を伸ばす。転んでもただでは起きないやり手と見た。
 こんなお見合いができれば儲けものですね。


「蜜柑を剝(む)いて上げましょうか」
「行きたい所がありさえすれば行きますわ」

 ↑よし子さんは三四郎をどう思っているのでしょうか。今後、よし子さんと三四郎の間に交際が始まることはあり得るのでしょうか???





「朝食後(あさめしご)、襯衣(シャツ)を重ねて、外套(がいとう)を着て、寒くないようにして、美禰子の家(うち)へ行った。」
 ↑今の世なら下手したらストーカーと思われませんか?去る者は追わず、が粋ではないですか?


「拝借した金です。永々(ながなが)ありがとう。返そう返そうと思って、つい遅くなった」
 ↑借りた金は返す。これは感心なことです。
 しかし私なら人にことづてるか郵送するか。直接会わないと思います。


「結婚なさるそうですね」
「御存じなの」

 ↑私なら前回車に乗った眼鏡の男と会った日に悟って、それ以後は女の前から消えるようにしますね。


「われは我が愆(とが)を知る。我が罪は常に我が前にあり」
 ↑美禰子さんは悪くないです。三四郎に受け取る器がなかったのです。三四郎もいい経験をし、成長をしたのです。有難う、そしてお幸せに。





「美禰子(みねこ)は夫に連られて二日目に来た。」
 ↑幸せで勝ち組な二人。どうでもいい連中とも言います。
「幸福な家庭の顔はお互い似かよっているが、不幸な家庭の顔はどれもこれも違っている。」(トルストイ)


「大勢一所に来た。――広田先生と野々宮さんと与次郎と三四郎と。」
 ↑よし子さんはなぜ一緒じゃないのでしょうか?
 ↑美禰子さんの兄上は、広田グループではないのでしょうか?


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