2014年10月01日

再連載『三四郎』についてつぶやいた

 とうとう始まった『三四郎』。
 このブログをどう進行させていくか、とにかく試行錯誤で見切り発車していきます。
 しかし朝日新聞デジタルは、同じ記事を複数アップするので困ります。
 他の方がどんな感想を書いているのか気になって読むのですが、アドレスが分散するとコメントも分散するのです。一つにまとめてくれる方が時間も労力も節約できるのに。
 しかもたった1年で記事が削除されるのだから。
 この辺、改善してほしいものです。


夏目漱石「三四郎」あらすじ 1―3  http://t.asahi.com/g0ul




【夏目漱石「三四郎」(第一回)一の一
   http://t.asahi.com/fz8k
   http://t.asahi.com/fz8i


  
「一体戦争は何のためにするものだか解らない。」
「こんな馬鹿気(ばかげ)たものはない。」

 電車の中で、お爺さんが戦争を批判する発言。
 日露戦争終結3年目には言論の自由はあったのですね。
 昭和初期に似てきた現在の方が意外と問題発言とされそうな雰囲気も。
 こんな当たり前の発言を問題視・特別視しなければならない現代日本は不幸な時代です。


戦争なんてばかげたものはない
   http://sanshirou.seesaa.net/article/351488332.html
うとうととして目がさめると物語は始まっていた
   http://sanshirou.seesaa.net/article/73499776.html


(第二回)一の二
   http://t.asahi.com/fzm7
   http://t.asahi.com/fzmw



「「そうですね」といったが、始めて東京へ行くんだから一向(いっこう)要領を得ない。」
 ↑つい知ったかぶりしてしまう。「知らない」と言えない。
 郷里では何でも知ってる秀才、で通ってたプライドなのでしょうか?
 正直に弱みを明らかにした方が楽になれるのに。


 4人掛けクロスシートで他がすいてるのなら、なぜ女は他の席に移らずに三四郎と相席するのでしょうか?
 座席配置について以前書いたことあるのですが、未だによく分かりません。


改めて、列車の座席について
 http://sanshirou.seesaa.net/article/343741289.html


「断然断(ことわ)る勇気も出なかったので、まあ好(い)い加減な生返事をしていた。」
 ↑私も会話が苦手というか、むしろ大嫌いでした。
 斎藤孝『雑談力が上がる話し方』を読んで、雑談や会話に対する心がけが180度変わりました。
 斎藤本では、おばちゃん相手に会話の練習をしろ、と書かれていました。
 三四郎にとって、会話(や人生経験)の練習に絶好のシチュエーションなのですが。
……と、上から目線で偉そうなこと書いてる私自身も、いきなりこんな場面に出くわしたら対応不能です。


■[自己啓発]「雑談力検定」公式本!?雑談力が上がる話し方
 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20131014/p1


「女の窓と三四郎の窓は一軒置(おき)の隣であった。」
 ↑電車の席と窓の構造で、また分からない記述が出てきました。
 三四郎と女が4人掛けクロスシートで向かい合っているとすると、
同じ一つの窓の前で向かい合っているはずです。
 少なくとも、現在の電車の構造はそうなっています。
 この記述だと、三四郎の窓と女の窓が別々にあることになりはしませんか?
 窓から弁当箱を投げて女に当ててしまうのも、三四郎と女の窓が別々だから
起こった悲劇で、同じ窓だと起こりにくいのではないでしょうか。
 しかし、向かい合っていながら窓が違うとは、どういうことでしょうか。
 当時の汽車の窓は小さ目で、対面クロスシート1BOX当たり2枚入っていたのでしょうか。
 そんなに小さ目な窓なら、女のように顔を出すスペースがあるのでしょうか。

  
 小学校の国語の授業で、三好達治の『雪』という詩を習ったことあります。
 この時先生が、
「この詩を絵に描きましょう」
という問題を出しました。
 私は、太郎と次郎は兄弟で、家は一軒だけであり、屋根は太郎の屋根でもあるし次郎の屋根でもあると思っていたのです。
 ところが誰かが
「太郎と次郎の家を2軒かかなあかん」
と言い、誰ががそれに賛成しました。
 その雰囲気に乗せられて、自分の意に反して、太郎の家と次郎の家を2軒描いてしまいました。
 検索すると、この詩には色々な解釈があって、太郎と次郎についての解釈も諸説紛々入り乱れています。
 詩や文学には解釈の余地はあるし、国語の授業では、一つの模範解答を導くよりも、色々な解釈を楽しむという方向で進めて頂きたいものですね。

  
 女の窓と三四郎の窓。
 これは同じか違うものか。
 分からなくなってきました。
 この点についての解釈はどうなんでしょうか。


【追記】
■三四郎の風景 汽車の中で…これってあり? http://t.asahi.com/gc81
 後にこのようなコラムが掲載されました。
 紙面では赤松麟作「夜汽車」が掲載されています。
 有名な絵らしく、検索すると幾つかのサイトに掲載されています。
 教科書に載っていた、という記述も見えますが、私はこれが初見です。
   http://kobe.areablog.jp/blog/1000000309/p10022251c.html
   http://www.geidai.net/postcard/197.php
 この絵を見ると、当時の三等客室はかなりちゃっちいものだったのですね。
 映像化する際は、この客室も忠実に再現してほしいものです。
 しかしこれで、私が疑問に感じた汽車の窓問題が全て説明がつくのでしょうか?


(追記)
丸谷才一『闊歩する漱石』という書の挿絵では縦長シートという情報がありました。   
  https://twitter.com/TomitaKentaro/status/219809940380987392





「後(うしろ)から女が尾(つ)いて来る。」
↑例によって知ったかぶり。女は子どももいるベテランさんなんだから、横に並んで対等に、或いは女に相談しながら歩いてもいいのでは。
 男は女をリードしなくちゃならん、という思い込みが余計人生を苦しくさせると思います。
(私もそんな偉そうなこと言える立場でないのですが)

  
「そうして帯を解き出した。三四郎と一所に湯を使う気と見える。別に恥かしい様子も見えない。」
 衝撃の入浴シーン!
 この風呂場は、大浴場ではなく、先客が入れば入れないという一人用の風呂なんでしょうか?

 


FISHING ON THE BEACH 三四郎の再連載
  http://www.12kai.com/wp/?p=2912
初校ゲラを通してみた小宮豊隆の『夏目漱石』
 朝日新聞「再掲載」の『三四郎』――小宮豊隆は「漱石神社の神主」か
  http://blog.livedoor.jp/sousekitokomiya/archives/41158469.html
雪(三好達治) (田代勝巳のHP)
  http://www1.ocn.ne.jp/~tashiro/yukitsuisi.html
「無理題」に遊ぶ 「太郎を眠らせ」たのは誰かー三好達治「雪」の鑑賞1
  http://ameblo.jp/muridai80/entry-10406590710.html
三好達治の詩「雪」の解釈をお願いできますか??(-.-;)
  http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417183549
飛び降りていないことの証明  三好達治「雪」のこと
  http://watarisaeko.hateblo.jp/entry/2010/10/17/192000
ブログ俳諧鑑賞 三好達治の「雪」(その一〜その十)
  http://yahantei.blogspot.jp/2011/06/blog-post.html
人・心・絵画
 三好達治「雪」 解釈(前編)
  http://blog.livedoor.jp/niioka_art/archives/51578328.html
 三好達治「雪」 解釈(後編)
  http://blog.livedoor.jp/niioka_art/archives/51581296.html

 

 
「三四郎」特設ページ http://www.asahi.com/special/soseki/
「こころ」特設ページ http://www.asahi.com/special/soseki/kokoro/
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ツイッターやっています。 https://twitter.com/aryamashoukai
 OLDIES 三丁目のブログ  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/
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posted by うらなり三四郎 at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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